飲食店の血液型対応学(19)O型

2000.08.07 209号 22面

O型ほど分かりやすい血液型はない。何しろ親分肌で陽気、楽天的で頑張り屋である。大胆で天真らんまん。O型の特徴を本心から演じているから憎めない。

典型的なのが加賀まりこ。オーバーな話で笑わせ、かと思えば涙もろい上沼恵美子。美人系O型は、小泉今日子、佐久間良子、多岐川裕美、吉永小百合、三田佳子、富士純子の面々。スクリーンで見るような、おしとやかな人たちかと思うとそうではない。新興宗教に走り平然と信者から金や財産を巻き上げたり、富士純子のように長ドスを振り回して大立ち回りを演じたりする。

料理界では平野レミ。料理評論家なのに、ラジオのバラエティー番組で「男が出るか? 女が出るか?」と繰り返し絶叫するなど、並みの評論家風情にできることではない。大胆な濡れ場を演じ、スキャンダラス女優として知られる松尾嘉代。あの迫真の演技は、演技とは到底思えない。意外に彼女の日常を描いているのでは、と疑ってしまう。

ディレクターの無理難題に、平然とやってのける室井滋も大胆なO型の典型。何だか良くわからない個性派演技、桃井かおりもO型。訳の分からないといえば、最近のたんす漂白剤や殺虫剤のCMほど訳の分からないものはない。そこで、「油じゃないない、コブラじゃないない…」と活躍する山瀬まみ。「ウララ~ウララ」の山本リンダも、清純歌手からの転向組。あの大胆なへそ出しルックの前までは、「困っちゃうな~」とカマトト丸出しの歌を歌っていたのだから驚く。

最後はあき竹城。今では考えられないが、あのご面相でもともとはヌードダンサー。TVの深夜番組で大胆なヌードを披露していた彼女が、いつの間にか個性派女優。だれも予想しないことであった。これほど落差のある仕事ができるのも、割り切りのO型のなせる技である。

(血液型対応学研究所・エービー海老尾)

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