呑むサラダ、生野菜ジュース・ピーマン、ジュースで果菜療法
飲むサラダ、生野菜ジュースの店「ぴーまん」(東京都新宿区、03・3341・9472)は、野菜ジュースといえばトマトジュースのみの時代だった昭和54年にオープン。
「フレッシュジュースは、飲み較べると味がわかります」(オーナーの行武喜美子さん)。東洋医学で学んだ果菜療法を柱に、生野菜では食べる限界があることから、飲むサラダ生野菜ジュースを提供している。「ここで知り、自宅でも飲んでもらう」をコンセプトに、普通の野菜で「どんどん飲んで欲しい」と、メニューのコピーも分けており、全メニュー四六種類。
オープン当初は、有機栽培、無農薬の野菜を「調達するのが大変」だったのが、四、五年前から安定供給ルートがつき、「看板にもはっきり明記しています」。
生野菜ジュースは、水、砂糖は一切使わず、全てにリンゴとレモンを加え、野菜の旨味を引き出している。メニューは、野菜の旨味を飲むジュース一五種類(六〇〇円)、体調を整え、健康を維持するジュース三種類(八〇〇円)、症状に合わせて飲むジュース二五種類(七五〇円)がある。そのほか、ジャンボジュースのミックスは、ニンジン、セロリ、キャベツ、キュウリ、ピーマン、レタス、ホーレンソウ、ジャガ芋、ダイコンが入り一〇〇〇円、緑のジュース、赤のジュースもあり、一番の人気者。
新宿御苑前に立地するため、御苑の客が多く、平日一〇〇人、土・日一五〇人。客単価八五〇円、目標日商一五万円。客層は、女性七割だが、ランチメニューがあるため、昼間は近隣のOL、ビジネスマンで溢れる。「原価率四割、泥つきのため手間ひまがかかり、条件は厳しいが、もっとこういう店が増えて欲しい」としている。