ファーストキッチン、勝負は戦略商品で、ハンバーガーを和風化
今年に入ってマクドナルド、ロッテリア、KFCなどの大手ファストフード(FF)チェーンは客数増を狙って大幅なディスカウントを始めたが、予期したほどのインパクトがなく苦戦している。
このような中で、「ファーストキッチン」は上期(1~6月)の売上高四六億三六〇〇万円(対前年比五・三%増)、既存店前年比三・三%増と好調だ。特に5月、6月と尻上がりに好調で、6月は売上げ前年比一一・九%増、既存店前年比九・五%増だった。
従来通りのクーポン券で来店の動気づけを行い、原価も含めて商品を見直し、「商品そのもの」で勝負する戦略が功を奏した。新商品「コロッケバーガー・二五〇円」(3/11~)、「新てりやきバーガー・二八〇円」(4/22~)、「ヒレかつサンド・三〇〇円」(6/3~)などが、いずれも計画を大きく上回るヒットを続けている。これらの商品は、いずれも「和風洋食」で、もともとアメリカ生まれのハンバーガーを日本人の味覚に合うようにうまくアレンジしたもので、日本人の嗜好に合った懐かしい味が支持されたものと思われる。
また、7月1日から夏キャンペーンの第一弾として「氷シェイク」を発売したが、これも好調なスタートをきっている。同商品は一昨年から夏季限定のコールドデザートとして発売しているが、今年度はフレーバーの見直しや商品のグレードアップを図るとともに、「夏前半に勝負をかける」という狙いで、昨年よりも八日、一昨年よりも一六日早く投入。結果的に猛暑の恩恵も受けて、狙い通り以上の展開となっている。好調を続けた6月までの上向き傾向にさらに拍車がかかり、7月に入ってからの客数は前年比二〇%を上回るペースが続いている。特に、7月10日(日)のファーストキッチン・平塚店では「氷シェイク」販売数三四〇〇個を記録。七夕祭り開催の客を取り込み驚異的な数字となった。
「このような好結果で全店長が自信を持ち、店内も活気に満ちている」(マーケティング部近藤主任)と同社は猛暑も味方に付けて絶好調である。
7月15日から夏キャンペーン第二弾「やきにくバーガー」新発売=FFメニューには少ない未加工牛肉が特徴。タレにつけこみ焼き上げたジューシーなスライスビーフをたっぷり挟み、特製焼肉ソースで味付けをし、グリーンリーフを添え、バンズで挟み込んだオリジナルバーガー。二九〇円。














