喫茶特集 店の魅力・メニューの魅力 「ウィーンの森」千葉そごう店

1993.11.01 39号 13面

ウィーンの街かどのカフェをイメージして店内は木目と白を基調にし、深煎りでヨーロッパに近い味のコーヒーと手作りケーキを提供するUCCコーヒーハウス「ウィーンの森」千葉そごう店。非日常的空間をたたえる高級店舗をイメージしてUCCが展開している提案型店舗で、この店で五店目。本州出店は初めてで、5月にオープンしたばかりである。

客層は主婦にターゲットを当てており、ウィーンの習慣で午後に語らう時を楽しむというコーヒーとケーキのセット「ヤムゼ」七〇〇円(コーヒーとケーキ一二アイテムの中から一つチョイス)が売れ筋で来店客の半数が利用する。このセットにはコーヒーのあとで口なおしするようにお冷やが付いているのが特徴

「ウィーンの森はコーヒーが濃いめなので、ケーキがとてもおいしい。紅茶だと、ケーキに負けてしまう」と自慢のケーキの取り合せにも気を配るのはショップマネージャーの西郡康介氏‐写真。現在ドリンク類一八アイテム、デザート四、サンドイッチ三、ケーキ一二と、戦略的にアイテムを絞っている。

「ヤムゼ」でアイドルタイム(2時~5時)も人足はきれないが、現在の課題は朝の立ち上がりとランチの強化、手作りケーキの味の均一化。「今後は貸し切りでコーヒーとケーキのパーティなど企画ものも考えたい」と西郡氏は新たな需要発掘に余念がない。

▽住所‐千葉県千葉市中央区新町一〇〇〇

▽TEL‐043・245・8302

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