世界貿易センタービルの地下１階の「味のプロムナード街」。明治製菓経営の外食事業。オープン当初は昼、夜同一パターンのレストラン運営だったが、やはり夜の集客が弱いということで、６年前に全面改装して、昼に定食サービス、夜は居酒屋の二毛作経営で再出発した。

店舗面積46坪、客席数１２０席。夜の居酒屋はもちろん売上げ増を意図して導入したものだが、狙いが当たって夜は連日の大入りという盛況ぶりを呈している。

昼は11時～14時まで。半月ごとの日替わりメニューで、和風ハンバーグ８００円、皿うどん８７０円、山菜丼７８０円、牛丼（玉子付）９５０円、ネギトロ丼９７０円といったように常時五品を提供している。平均客単価は９８０円で、１．５回転はする。

夜は17時～23時までで、和洋中をミックスした料理約70種をラインアップしている。単品単価は４００～７００円で、人気メニューは高菜をご飯で包んで揚げたごくらくコロッケ６５０円、手づくりピザ９８０円、焼うどん７８０円、カニの厚焼玉子７００円、ナスミートグラタン７００円、春巻６００円など。

これら一品料理に加えては揚げ物、煮物、焼き物などをセットにしたコースメニューも揃えている。Ａコース（６品）２５００円、Ｂコース（９品）３０００円、Ｃコース（９品）４０００円など。

夜の平均客単価は３３００円と高く、客回転は２回転。収益力は大きい。全店通じての客層は20、30代のサラリーマンやＯＬ。夜は特に若い女性が多く４割以上を占める。

土、日、祝日は休みだが、休日には貸切りのパーティーも多く、これらは60人以上から１人平均５０００円の料金設定となっている。