海外情報 「マックリーン」システムに栄誉 低脂挽き肉の利用
今年6月、ニューオリンズで開催された食品技術者協会(IFT)における発表によると、このところ該当作品のなかった産業功績賞にアラバマ州オーボーン大学の低脂グラウンド・ビーフの製造システムが選ばれ入賞の栄誉に輝いた。
全米のビーフの四四%までがグラウンド・ビーフとして、主としてハンバーガー利用によって消費されている。脂肪分が二〇~三〇%と高いこの製品の摂りすぎが問題となっている。
同大学のシステムは従来の挽肉の粒子をより細かくする、水分を加えて海藻抽出物を安定剤として用い、好ましい肉フレーバーを用いることからなっている。
この開発は全米第一のハンバーガー・チェーンであるマクドナルド社によって採用され、マックリーンと名づけられ、傘下四五〇〇店に提供され好評を博している。
(FT)