三つ巴パティ戦争、大手3社の戦略 日本マクドナルド
最良のハンバーガーパティは「八三%が草を食糧にした雌牛の肩肉、一七%が穀物をエサにした雄牛のバラ肉という組み合わせ」で、マクドナルドのパティはこの数値に従って作られている。
また、日本ではJASによってハンバーガーパティの規格が定められており、「上級」は、牛肉以外の肉の使用はもちろん、調味料や香辛料以外の食品添加物の使用も禁じられている。牛肉の重さは全体の九五%以上でなければならない。マクドナルドは五%の調味料や香辛料も含んでいない。
また、肉の輸送にあたっては「生より柔らかく、扱いやすく、調理したときの縮み方が生より少ない」という条件で研究されたのがマイナス二〇度に保って流通させる極低温フリージング・テクニック。
牛肉の品質管理はアメリカマクドナルドによって認定されたパッカー(生産業者)によって生産され、日本の消費者に届くまでには現地パッカー、輸入国政府、日本の厚生省管轄の検疫所、日本マクドナルドのサプライヤー工場の検査と、最低四回以上厳重な検査とチェックが行われている。