デリバリーピザ・クリスピー 主流は冷凍クラスト、調理オペレーションも簡素化
デリバリーピザ店のクリスピーはほとんどが冷凍クラスト。ピザカリ、シカゴを除く大手チェーンは米国のメーカーに加工冷凍を仕様書発注している。中小チェーンは独自に作るか、クラストメーカーからの加工冷凍クラストを購入するかのどちらかである。
加工冷凍クラストは、パイ生地のように何枚か重ねて一枚にするケースが多く、その時、生地と生地のあいだに油脂を塗ってサクサク感を演出するパターンもある。
加工冷凍クラストは伸ばされた状態でストックされる。そのためメーキングの際に生地を伸ばす手間が省け、「クリスピーが売れるほどオペレーションは楽になる」とか「不慣れなアルバイトにもクリスピーのメーキングを任せられる」といったメリットが生じる。
加工冷凍クラストは加工賃が上乗せされるが、オペレーション上のメリットを踏まえれば従来の生地と原価は同じ、もしくは若干安い、といった見方が支配的だ。