CMは、楽しくおしゃべりしながらでもできる「混ぜ込みご飯」をアピール

　永谷園は16日から「松茸の味お吸いもの」の新たなTVCMを投下し、「きのこの混ぜ込みご飯」レシピを提案している。CMと連動して商品パッケージや店頭でも「混ぜ込み」レシピを紹介し、キノコ売場との関連販売を推進する。キノコの季節感、混ぜるだけの簡単調理を訴求し、来年発売50周年を迎える「松茸」の魅力を伝えていく。

　新CM「るりこの混ぜ込みごはん」篇は、同社CMでおなじみの小島瑠璃子を起用。「混ぜ込み」は、ほぐしたシメジ、短冊切りした油揚げを電子レンジ温め、ご飯、「松茸」と混ぜ合わせるだけ。小島が「混ぜ込み」を手際よく作り、遊びに来た女友だちをもてなす。調理の手軽さと楽しい食卓を、小島の明るい笑顔で表現した。

　「混ぜ込み」はCMのほか、商品包装、店頭POP、ホームページでも提案。店頭販促は11～12月、専用のレシピリーフレットなどを用意し、キノコ売場へ「松茸の味」を展開していく。「松茸」は64年発売のロングセラー商品。07年9月から、だしの素としての使用提案に注力し、特にパスタレシピが人気となって一気に売上げを拡大している。昨年は夏季に釜玉うどんを提案するなど、さまざまなレシピ提案を毎シーズン行い、新たな需要喚起に努めている。

　（吉岡勇樹）