デフレスパイラル脱出に向け自助努力続く 食品界、利益なき繁忙

ニュース 総合 2001.03.21 8821号 1面

デフレ圧力からの脱却を図るため、日銀は21日から金融緩和を実施、再びゼロ金利政策を復活させた。今回の措置では「消費者物価上昇率が前年並みに安定化するまで続ける」とし、株価回復と産業活動の活性化をうながしたい考え。しかし、食品産業界の受け止め方は厳しく「今回の金融緩和策は手遅れ。デフレスパイラルはさらに進みそうであり、政府の抜本的な財務対策が必要」との声が強い。デフレ経済は企業業績に大きな影を落としており、先行き消耗戦が続きそうな気配だ。

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