公取委が食肉二重価格でダイエーなどに警告
公正取引委員会は15日、ダイエー、イトーヨーカ堂などスーパー七社に対し、食肉の値引き価格表示で、実態のない通常価格を比較対照に表示したことは、「不当景品類及び不当表示防止法」に違反するとして警告を行った。消費者の誤解を招く二重価格表示については、これまでも何度か問題になったが、大手スーパーが一斉に警告を受けたのは初めて。公取委は今回の七社すべてが全国食肉公正取引協議会(天井勝家会長)の会員であることから、同協議会に対しても、価格表示の適正化についての要望を行った。