ママダ商店、春夏商品発売 コンニャクデザートを強化

(株)ママダ商店(東京都江戸川区、03・3686・7120)は4月から春夏商品を新発売する。今回のテーマは「コンニャクのデザート類の強化」で、手軽にそのまま食べられる、純和風のデザートを開発した。

昨年、同社はこんにゃくゼリーから撤退したが、この売上げを補完すると同時に、昨年販売を開始した生葛切りのアイテム強化、デザート類への新しいチャレンジを目指した。

今春新発売するデザート類は、「京風くずきり」(抹茶、黒みつ)二品、「わらび餅風こんにゃくデザート」(あずき入り、抹茶入り)二品。

「京風くずきり」は、冷やしておいしいくずきりをカップに入れたもので、カップの中のシロップを捨てて、添付の沖縄産黒みつ、抹茶ソースをかけるだけで手軽に楽しめる。内容量は一八〇g(くずきり五〇g、シロップ一三〇g)で、標準小売価格二五〇円。

「わらび餅風こんにゃくデザート」は、すでにきな粉付きを発売し好評であるが、シリーズ化した。京風の味覚を大切にしながら、コンニャクの特性が生きた商品で、あずき入りはきな粉付き、抹茶入りは抹茶きな粉付きで、冷蔵庫で冷やして食べればおいしい。内容量は一四〇gで、標準小売価格二〇〇円。

また、デザート類に加え、ベーシックな商品として「刺身こんにゃく・笹小舟」(内容量一五〇g)も新発売した。奥久慈産の天然ゆずをたっぷり使ったゆずみそを付けており、コンニャクの食感とゆずの香りのマッチングがおいしい。これまで刺身コンニャクのたれは辛子酢味噌が主流であるが、同社では差別化商品として、刺身コンニャク群でこれをメーンにしていく。標準小売価格二〇〇円。

さらに、生くずきりの技術の延長で、「生はるさめ‐緑豆入り」(二〇〇g)も発売した。緑豆でんぷんを原料に、極細に仕上げた食べやすいはるさめで、サラダ、酢の物、鍋物、炒めものに最適である。標準小売価格一六〇円。

同社では、売場活性化、ベーシックなコンニャクが見直されるよう、コンニャクのメニュー提案を積極的に行っているが、昨秋、発売した「蒟蒻チャーハン」「蒟蒻焼きそば」はテレビでも取り上げられる等関心が高まり、売れ行きも好調である。

また、主力製品の約五〇アイテムにカロリー表示をする準備を現在進めている。

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