カルピス食品工業、新「カルピス」を発売、大豆オリゴ糖加え意匠も一新
カルピス食品工業(株)(東京都渋谷区、03・3780・2122)は、従来の「カルピス」にすっきりとした甘さのおなかにやさしい大豆オリゴ糖を加えて、さらにおいしく仕上げ、パッケージも一新した新「カルピス」(五〇〇ミリリットルびん入り、五〇〇ミリリットル紙容器入り:各四四〇円)=写真=を17日から全国で新発売した。
同社は一九一七年(大正6年)創業以来、今年で八〇周年を迎える。創業者の三島海雲は、モンゴルの過酷な大自然のなかで、たくましく生きている遊牧民たちの貴重な栄養源である「酸乳」に出合い、飲用していると自分の体調がいいのに気づき、一九一九年、日本最初の乳酸菌飲料「カルピス」を、人々の健康と幸せを願って世に送り出した。
そこで、創業八〇周年を契機に同社は、新「カルピス」を開発したものである。
パッケージデザインは、従来の英文ロゴから伝統的に使われてきたカタカナの商品ロゴに一新、ロゴの上には「カルピス」の代名詞といえる“朝顔グラスにストロー”のイラストを施した。おなじみの水玉模様はより濃いブルーを採用、中央の商品ロゴを金色で丸く囲み「カルピス」のさわやかさを強調するとともに、格調高く、店頭でインパクトのあるデザインに仕上げた。また“牛乳と乳酸菌がつくりだした さわやかな風味”と商品特徴も明記した。容量は、びん入り・紙容器入りとも五五〇ミリリットル~五〇〇ミリリットルに変更した。容量変更によりフレッシュローテーションを実現、常に新鮮な「カルピス」を楽しめる。価格も四八〇円から四四〇円に改定、さらに求めやすくした。新「カルピス」は、五倍希釈で二・五リットルの「カルピス」が飲める経済的な飲料とした。