乾椎茸特集 平成3年産乾椎茸生産量、1万トンキープ、中国産増える

農産乾物 特集 総合 1993.04.30 7533号 11面

平成3年産乾椎茸生産量は林野庁のまとめによると、全国で一万tの大台を辛くもキープした。乾椎茸先進地は早場所産地の大分、宮崎、熊本、長崎、鹿児島など九州方面と愛媛、高知など四国地区だ。ここ数年、遅場所産地の岩手県が官民挙げ椎茸栽培に取組んでおり全国でも有数な乾椎茸産地に飛躍した。静岡県も伊豆半島を中心に全県下で乾椎茸の栽培がみられているが交通や産業に恵まれ、小規模栽培者の転廃業が増えている。この傾向は全国的だが、その背景には高齢化と中国産乾椎茸の安値品の輸入急増が挙げられる。

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