しょうが 有効成分は皮のすぐ下に
寒い冬の“あったか生活”の味方として、最近とくにファンが増えているしょうが。3世紀以前に中国から伝えられ、以来、薬効の高い食物として暮らしの中で頼りにされてきた。
さわやかな辛みの主成分はジンゲロ、加熱するとショウガオールに。食欲をそそる香り成分はジンギベレンやシトロネラールなど200種類以上も含まれている。
根しょうがは、皮のすぐ下にこれらの成分が多い。むく場合も、水に少々つけて皮を濡らしスプーンや包丁の背で薄くむく。室温で1週間ほど日持ちするが、使いかけは水気を拭きラップに包んで冷蔵庫へ。すぐに使わない場合は、1片ずつ分けて皮をむきラップに包み冷凍、解凍せずにそのまま使う。おろしてから冷凍してもOK。
◆豚肉のたっぷりしょうが巻き
〈材料・2人分〉
・豚薄切り肉………6枚(150g)
・しょうゆ…………大さじ1/2
・しょうが(せん切り)…大1かけ分(20g)
・片栗粉……………大さじ1
・ねぎ………………1本
・パプリカ(赤)…1/2個
・えのきたけ………1/2袋
・「ほんだし」……小さじ1/2
A・しょうゆ………大さじ1
A・砂糖……………大さじ1/2
A・水………………大さじ1
A・しょうがのすりおろし……小さじ1
・「AJINOMOTO ごま油好きのごま油」……小さじ2
〈作り方〉
(1)えのきたけは6等分にほぐす。ねぎは3cm長さのぶつ切り、パプリカは4つ割りにしてから1cm幅に切る。「ほんだし」とAをまぜ合わせる。
(2)豚肉を広げ、しょうゆを手のひらでたたくようにしてなじませる。しょうが、(1)のえのきたけをのせて巻き、手で握るようにしてなじませ、片栗粉をまぶす。
(3)フライパンにごま油を熱し、(2)の豚肉、(1)のねぎをこんがり焼き、(1)の「ほんだし」とA、パプリカを加えて煮からめる。お好みで七味とうがらしをふっていただく。
(レシピ=味の素KK「レシピ大百科」)