注目のヘルスフード、抗酸化成分「アスタキサンチン」

2007.10.10 147号 7面

10月10日は目の愛護デー。テレビやパソコンなどで目を酷使していませんか? 眼精疲労や目の調節力改善への有効性が明らかにされている成分「アスタキサンチン」について、アスタキサンチン配合サプリメントを展開している(株)ナチュリルの木村有那さんに聞いた。

「アスタキサンチンは、サケやエビ・カニなど海洋生物に含まれている赤い色素。トマトのリコピンやβ─カロテンなどと同じ、天然カロテノイドの一種で、活性酸素対策の抗酸化成分として抗疲労や抗老化などの働きが注目されています」。今年9月、新たに抗肥満作用のメカニズムが発表され、抗メタボ素材としての応用も期待されている。

「アスタキサンチンの原料は、アオノリやクロレラなどと同じ仲間の緑色の藻、ヘマトコッカス。緑藻が、独自開発のバイオドームの中で約2週間、太陽の光をたっぷり浴びると、赤い色に変わります。その赤い天然色素がアスタキサンチンなのです」

(株)ナチュリルは、アスタキサンチン素材の世界トップシェアメーカー富士化学工業(株)のグループ企業。富士化学工業は、多くの研究機関とともにアスタキサンチンに関する研究を進めている。「眼精疲労改善や、目の調節力、筋肉持久力向上、血液流動性改善など、多くの研究成果が発表されています」

(株)ナチュリルは、目的別に選べるアスタキサンチンのサプリメントシリーズをラインナップ。なかでも目の健康応援には、ルテインとブルーベリー成分配合の『アスタビータアイ』がおすすめという。

『アスタビータアイ』60粒、4800円

◆アスタキサンチン、鮭ママ愛の物語

サーモンピンクと呼ばれる鮭の身の赤は、アスタキサンチンの色。そしてイクラの赤も。

鮭はもともと白身魚で、川で生まれ海へ出て行くまでは、白い身。それが、海で回遊しながらエビなどを食べ、だんだん身を赤くしていく。

なぜ鮭はアスタキサンチンを蓄えるの?それは、川での産卵が一因。川の遡上という過酷な旅に備えるため。また、浅い川辺に降り注ぐ太陽光線のダメージからわが身を守り、生まれくる卵(イクラ)の命を守るため、赤いパワー・アスタキサンチンをうまく利用しているのだ。

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら