「高野山カフェ」に学ぶ、現代風精進料理 高野豆腐をイタリアンテイストで
精進料理って、どういうイメージ? いまの私たちの食生活にはほど遠い世界の感じがするものの、野菜中心食の元祖と考えると、案外オモシロイのかしら…。
そんな好奇心を刺激する「高野山カフェ」なるお店が先月11~16日の6日間限定で、東京・青山にオープンした。写真右の「高野山精進ランチ」はメーンが「高野豆腐・かぼちゃ・ひじきの揚げ物 ケイジャンスパイスの香り」(左下)、「大根・豆乳の西京味噌のグラタン」(真ん中)、「野菜・こんにゃく・豆のイタリア風トマト煮」(右奥)、それに「サラダ」と「玄米」。右奥のカップは、「ごま豆腐のガスパチョ」というラインナップ。そう、現代の精進料理はイタリアンテイストだったりする。名物の高野豆腐にごま豆腐、どうしてなかなかトマトソースと相性がいいではありませんか。
「メーンは、和風に煮含めた高野豆腐と、全部つぶしていないゴロっとしたかぼちゃがアクセント。かぼちゃコロッケの中に、高野豆腐が入ってる感じでしょうか。何より“まごころを込めて作ること”が精進料理のテーマと考えて作りました」(加茂英敏シェフ)
このマインドでウチの“精進料理デー”、トライしてみるのはいかが?
(高野山カフェ企画=南海電鉄、高野山真言宗総本山金剛峯寺)