旬のねぎ

2005.11.10 124号 1面

昔から、関東では主に白い部分を食べる根深ねぎ(加賀ねぎ・千住ねぎ・下仁田ねぎ)、関西では緑の葉の先端部まで食べられる軟らかい葉ねぎ(九条ねぎ)が栽培され、食べられてきたが、輸送の発達で東西自慢のねぎを料理に合わせて使い分けるようになった。

白ねぎは、糖質が多く、ビタミンC、カリウム、カルシウムなども含む。特有の香りの元、アリシンには血行を良くし身体を温める作用がある。疲労回復効果のあるビタミンB1の吸収を高める作用もあるので、風邪で身体が弱った時にはぜひ。アリシンは揮発性なので、長く煮たりしない方が効率的に摂取できる。生か生に近い状態、またはさっと焼いたり炒めたりして食べると良い。葉の部分もビタミンA・Cを含むので、風邪の予防に。

新鮮さの目安は、白い部分が長くて巻きがかたく、白い部分と緑色の部分の境目がはっきりしているものを。

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