旬の梨 お好みは赤?それとも青?

2005.08.10 121号 1面

梨には、赤梨(果皮が茶褐色)と青梨(果皮が緑がかった色)がある。赤梨は、幸水(酸味が少なく甘くてジューシー)・豊水(甘さだけでなく酸味もある)・新高(大玉品種。晩生で貯蔵性が良い)などで、主に東日本で好まれる。逆に西日本では二十世紀(ほどよい甘さと酸味)に代表される青梨がほとんど。全体に赤梨の方が柔らかく甘い。青梨は酸味とシャリシャリとした歯触りが特徴。住んでいる場所によって、「梨」といわれて思い出す味も微妙に違うのかもしれない。

果汁には咳止めや痰切りに効き目があると昔からいわれ、扁桃腺などの炎症、熱冷ましなどにも使われてきた。カラオケやスポーツの観戦で声をからし過ぎた時は、梨の果汁に蜂蜜を加え温めて飲むと疲れがとれる。また、タンパク質の消化促進酵素を含んでおり、肉類の消化を助ける。抵抗力を高めたり、スタミナを増進するアスパラギン酸も含む。

◆梨と大根のさっぱりゴマ和え

(1)梨は皮と芯を取り、大根も皮をむいてともに千切りにする。貝割れ大根は根の部分を取る。

(2)(1)に同量のゴマ油・みりん・酢、醤油少々、唐辛子・白ゴマは適量で和える。

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