新刊紹介:大屋研一著『農業王~精農・船津伝次平の光芒』三五館刊

2004.08.10 109号 10面

大久保利通に引き立てられ、駒場農学校で教師となった船津伝次平の、作物を育てることに対する誇り・多くの農の知恵・発見・喜びを語った小説。作者は45年間、日本全国の山野を歩き続けた人。伝次平の故郷・上州や、歩んだ道を自らも足で歩み、伝次平の生き方・思想を解いていく。日本の美しい田畑と、日本人の血に潜む農民のDNAを騒がす秀作。四六版、320ページ、1800円(税別)。

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら