波動を高める生活学:トウモロコシ

2004.07.10 108号 11面

夏の風物詩とされる食べ物としてスイカやきゅうり、トマトなどが挙げられるが、トウモロコシもその一つであろう。トウモロコシはコメや麦と並ぶ世界三大穀物の一つだが、日本では野菜のように見られているようだ。さて、トウモロコシの健康効果はいかがなものか。

トウモロコシの表皮には食物繊維が多く、便通を改善する。『腸』『便秘』の各項目が二ケタの数値を示している。ビタミン類はほとんど含み、特に「疲労回復のビタミン」と呼ばれるビタミンB1が豊富なので、夏バテ対策には最適だ。『疲労』はなかなかの波動測定値。また、ビタミンB2とEは活性酸素を消去する働きがある。活性酸素が原因の『過酸化脂質』が高数値を示したのはこのためであろう。さらに、美肌づくりに欠かせないビタミンCも豊富だ。紫外線は活性酸素を発生させ肌にダメージを与える。したがって、ビタミンB2とE、そしてCの相乗効果で夏の紫外線の驚異から肌を守るのだ。『皮膚』の数値が高いのも納得できる。

ミネラルではカリウムが豊富。カリウムは過剰な塩分(塩化ナトリウム)が原因で起こる高血圧や腎臓病を抑制する。『高血圧』『腎臓』の数値を確認していただきたい。また、胚芽部分から採れる油(コーン油)にはリノール酸が多く、血中のコレステロールを下げ、動脈硬化の予防につながる。

トウモロコシの黄色の色素は「カロチノイド」だ。活性酸素から身を守り、抗がん作用を有している。ある実験では血中カロチノイド濃度が高い動物ほど長生きすることが明らかになっている。哺乳類では人間が最も濃度が高く、限界寿命が最も長い。また、脳から分泌される眠りを誘うホルモン「メラトニン」が含まれているので、不眠症にお悩みの人にいいだろう。さらに、脳からのメラトニン分泌量の減少が老化を促す原因とされるので、トウモロコシで若さを維持することが可能だ。

トウモロコシの有効成分は特に胚芽部分に多いので、食べる時は包丁を使わずに手で取ったり、直接かぶりついて食べることをお勧めする。

(めいらく波動医科学総合研究所・編)

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