波動を高める生活学:菜花(なばな)

2004.03.10 104号 11面

3月に入り、穏やかな気候とともにだんだんと春が感じられるようになってきたが、春の訪れをつげる植物の一つとして「菜の花」が挙げられる。元来、油(菜種油)を採る目的で栽培されていたが、明治時代以降は食用としても栽培されるようになった。食材としての菜の花は「菜花(なばな)」と呼ばれる場合が多いようだ。

その健康効果のほどは果たしていかがなものか。

まずは豊富なビタミン類から検証しよう。菜花は緑黄色野菜に分類されるほどβ‐カロテンが豊富だ。そして、ビタミンCの含有量は、ほうれん草の四倍にも達する。これらのビタミンは肌の健康や、活性酸素による体内での過酸化脂質の生成を防ぐ働きがある。さらに、ビタミンCは風邪やストレスに対抗するために欠かせない。これらに関係する『皮膚』『過酸化脂質』『感冒』『ストレス』の波動数値が高いのがその証拠だ。

次に、ミネラル類に注目してみた。豊富に含まれるのは鉄、カルシウム、カリウム。鉄はご存知のように、不足すると貧血に陥る。カルシウムは言わずと知れた骨を構成する成分で、不足すると骨がもろくなり、骨粗鬆症に罹ってしまう。カリウムは塩分の過剰摂取による高血圧を緩和してくれる。

したがってこれらに関連した波動測定項目『血液』『骨粗鬆症』『高血圧』が軒並み二ケタの高数値を示しているのだ。

ところで、菜花はキャベツや大根、ブロッコリーとともにアブラナ科に属する。アブラナ科の野菜はがん予防に有効とのことで大変注目されている。その秘密は辛味成分「イソチオシアネート」にある。この成分はニトロソアミン(発がん性物質)の活性化を抑制したり、がん細胞になる前の異常細胞の増殖を阻止する。ゆえに、『がん』の数値が高いのだ。

畑一面に黄色い花を咲かせる菜の花はまさに春の風物詩。この季節しか味わえない菜花をぜひご賞味いただきたい。

(めいらく波動医科学総合研究所・編)

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