波動を高める食事学:免疫力が向上―機能水

2000.09.10 60号 15面

水シリーズの最後となる今回は、身近な機能水に注目してみたい。石や炭を使って、水の状態を変化させる方法である。

炊飯の時に一片の炭を入れて炊くと、ご飯がふっくら仕上がる。遠赤外線効果だけでなく、炭が水分子相互の結合を小さくし、コメに水が均一に吸収される効果もあるらしい。こうした例は非常に多く、私どもの研究所にも測定依頼が絶えない。

ケイ素化合物や酸化チタン、スズなどの物質も機能性があるようだ。具体的には、セラミック、トルマリンや各種天然石、水晶などである。炭も、竹炭や備長炭などが効果の高いものとして有名である。最近は健康ショップなどで、結構いろいろな商品が並んでいるようだ。

実際に、機能水を使うと煮物が引き締まったり、水割りが数段おいしくなったりするから不思議である。飲用の水に使うだけでなく、お風呂に使う方法もある。血行がいつもより良くなるとか、繰り返し何度も同じ水を使えるといった効果が見られる。

ただし、こういった物質は光触媒としての働きが知られているもの(紫外域の光線によって活性が励起されるようである)。そのため、いつまでも水に浸しっぱなしだと必ず効果が薄れる。紫外線を吸収すれば活性が戻るので、週に一度はお日様に一時間ほど当てるようにすれば、いつまでも長持ちするはずである。

二つの波動測定数値を参考に紹介する。表Aは棒状に焼いたセラミックを水道水に浸したものである。表Bは天然石の例として、麦飯石を取り上げた。この麦飯石は南京産のもので、同じように水道水に浸して変化を見た。いずれも、水道水の数値がかなり上昇しているのがわかる。

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