今月のイチオシ商品:玉露園「こんぶ茶」

1999.11.10 50号 13面

あったかお鍋のシーズン到来。寒くて冷たい風を受けながら帰ってきた夜は家族で一つのあったかお鍋を突っつく、くっー、たまらない。どんな味の鍋にしようかな、まずは昆布を水に浸しておくか。

鍋料理の基本はダシ。昆布から出る旨み成分を存分に生かすことが肝要だ。ここでしばし昆布のお勉強。昆布は健康に良い食品として注目を浴びてはいるが昆布のナニがドコにいいんだろう。昆布にはカルシウム、ヨードが多く含まれ、さらに鉄分、各種ビタミンなど豊富な栄養素を合わせもつ食材。子供にとっては骨の成長を助け、大人にとってはヨードが甲状腺から出るホルモンの原料となり、皮膚の新陳代謝を活発にする働きがある。そうするといつもみずみずしい肌でいられるというワケ。さらに鉄分の働きで女性に多い貧血も予防してくれる。

最近では昆布が動脈硬化など循環器疾患を予防することも報告されている。これは塩分の体内への取り込みを抑え、細胞の外、身体の外に出そうとするカリウムやマグネシウムの働きによるもの。高血圧が気になる人には朗報だ。さらに微量元素の銅がコレステロールが酸化するのを防ぎ、動脈硬化の防止に役立つ酵素を作っている。

身体にありがたい成分がたくさんあるなら意識してますます摂りたいもの。そこで昆布の便利品「昆布茶」の存在を知っておくと重宝する。鍋は食べたいが昆布からダシをとっている暇がない、なんて時に助けてくれる。水に溶かした昆布茶が鍋のダシとして大活躍。玉露園の『こんぶ茶』は昆布にこだわり、良質の羅臼(らうす)昆布を厳選して使用しているから鍋料理だけではなく、スパゲティの隠し味としてや、即席漬物を作るときにも使いやすい。もちろん昆布茶としての味わいは最高級。

外は寒そうだ。さて、まずは昆布茶で身体を温めて夕食は…、やっぱり鍋かな。

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