ポッカコーポレーション、抗酸化・血圧上昇抑制「レモン効果」発見
(株)ポッカコーポレーション(名古屋市東区、電話052・932・1473)の中央研究所は、レモンの抗酸化効果・血圧上昇抑制効果について学会発表した。
同社は、レモンがビタミンC以外にも、抗酸化効果をもつエリオシトリンという成分を含むことを発見。エリオシトリンは、フラボノイドの一種で、オレンジやグレープフルーツなど他の柑橘類にはほとんど含まれない、レモン特有の成分。レモン果汁にビタミンC量の約半分量含まれている。
また、ラットにレモン果汁の色素成分である「フラボノイド類」を餌に加えたところ、三カ月で血圧の上昇が抑制される効果が出た。同社では以前から、血圧を気にする消費者の減塩食事にレモンを薦めていた。「レモン果汁の飲用を続け血圧が正常値に近づき体調が良くなった」との声から、レモンの健康性を追究する研究をすすめていた。