今月のイチ押し商品:高山大蒜(ニンニク)
スタミナ強化、ガン抑制、さらにO157など食中毒の予防にも効果ありと、大人気のニンニク。まったくクスリ以上に凄いヤツだ。ニンニクの語源は、あらゆる困難に耐え忍ぶという意味の仏教用語「忍辱」。忍辱の境地を目指す修行僧たちは、荒行に耐える体力を作るため、禁を犯してまでニンニクを食べたとか。もともとは蒜(ヒル)と呼ばれ、中国では野蒜(小蒜)と区別するために、「大蒜」と表している。
以前紹介した「苦ソバ」など、独特の食文化を持つ中国の雲南省には、コリャまた珍しい「高山大蒜(ニンニク)」というものがあるそうな。海抜二〇〇〇m以上の高地で有機栽培されているそのニンニクは、なんと甘皮がたったの一枚きり。甘皮をむくとちょうど栗やタマネギのような実があらわれる。料理するにも扱いやすく、味も香りも食べやすい。
また、栄養面でも日本の品鍾より優れている。ニンニク中のさまざまな栄養成分のうち特にピタミンB2とアリシンは二倍、ビタミンCは一・三倍も含まれるという。
高山地帯の粗食暮らしでも雲南の人はみな、体格が立派で強健なのは、このニンニクのおかげか!
うまいものの蔭にニンニクあり。炎の料理人・周富徳さんも、この「高山大蒜」をご愛用だそう。近々日本でも販売されることが決まっている。(問い合せはウイッシュ・ウェル(株)、03・3367・0831)