飽食の裏側-食の再点検:コンビニ弁当 衛生面は果たして・・・
手軽で便利とその需要は増加の一途をたどる「コンビニ弁当」。しかし買い手の口に届くまで時間のかかるこのメニューに添加物の使用は避けられない。その問題についてはすでに一月号で検証してきた。今回は衛生面について考えてみよう。
コンビニ弁当には必ず消費期限が表示されている。その期限までに食べれば食品の劣化などに伴う衛生上の危害が発生するおそれがないと認められている。
しかし消費期限ぎりぎりのコンビニ弁当について、国民生活センターの調査結果では二三銘柄中、一般細菌の数が一g当たり一〇万を超えた銘柄が八、また大腸菌群が五銘柄から検出されたという。
健康に直接影響を及ぼす可能性のある菌や、昨年夏、食中毒で深刻な事態を引き起こした病原性大腸菌などは検出されなかったが、衛生上の汚染指標となる菌は検出された。
さらに弁当の種類で比較した調査結果では「牛丼」では全銘柄とも問題はなかったが、最もポピュラーな「幕の内弁当」と「唐揚げ弁当」については、半数以上の銘柄で一般細菌数において衛生上問題のあるものが多かった。
今やコンビニ弁当は若者が昼食に食べるだけではなく、高齢者や家庭の夕食にまで利用が広がっている。その安全性を確認する手段が消費期限の表示であるにもかかわらず、その期限まで商品の品質が保たれているとは言い難いことが明らかになった。
業者側の見直しももちろん求められるが、消費者側も自衛策として、購入したらなるべく早く食べるように。
コンビニ弁当は衛生上の問題、栄養上の問題、添加物の問題など、飽食の時代を最も象徴する加工食品のひとつといえるだろう。













