読者のひろば 食中毒と親の責任

1996.07.10 10号 12面

今年の梅雨は本当にうっとうしく感じます。肌はベタベタ、食べ物はすぐ腐るし。それに最も怒ろしいのは食中毒。O157なんてスリル満点の名称で世を騒がすフトドキモノの出現。このフトドキモノは過去アメリカで数百人の患者を出したこともあるとか。

発病までの潜伏期間が三~四日と長いので原因追求が困難、そのため知らずに食べた人が次々と、と最悪のパターンのようです。ちなみにこのアメリカで起こったO157による食中毒の原因は「ハンバーガー」だったと思います。

子を持つ親としては食べ物に関して細心の注意を払い、万全を期したいものです。家庭で作る食事であればよく洗う、火を通す、など徹底することで防げますが、外食が食中毒の原因ではどうしようもないです。ましてや給食が原因であれば防ぎようがありません。

親としてできることは、このイヤな梅雨時期が早く過ぎ去るのを願いつつ、息子の鼻(においをかぎわける力)の強化を考えるくらいでしょうか。

(小林奈緒子、43歳)

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