酒飲み、減塩、ダイエッター必読 食生活改善の“酢スメ”
酢を飲むのは身体にいいとは耳ダコの話で、身体に効くことなら何でもやるのが現代人。とはいえはりきってるのは初めだけでなかなかその習慣はつきにくく、結果食料庫には何酢だ何ビネガーだがゴロンゴロン。そんなあなたも黒酢で再挑戦、とにかく楽しく続けなきゃ。飲み方・食べ方アイディア満載、酢スメ健康道。
〈オススメ(1)〉
眠る前、読みかけの本を片手にやる一杯。忙しい一日ですりへった神経を休め安眠へといざなってくれる。しかし少量とはいえアルコールが駄目な人やダイエット中の人には、こんな“酢コッチ”はいかが?
人の身体の維持・成長・代謝に絶対欠かせない成分アミノ酸。なかでも自分で作り出すことはできず食品から取るしかない必須アミノ酸が、黒酢は従来の酢よりさらに豊富。寝る前の黒酢一杯は、血のめぐりをよくし身体を暖め眠っている間の代謝を促進するという。
〈オススメ(2)〉
肴には酢の物、これ酒飲みの常識。
アルコールは身体の中に入ると酸化されてアセトアルデヒトとなり、次に酢酸となってエネルギーの発生を助けた後排泄されていく。日本人は欧米人に比べ、この酢酸になる働きがあまり活発ではない。そこで酢を補って酢酸になるのを手伝ってやることで不愉快な悪酔いを防ぐというわけだ。一杯飲んだら三倍に薄めた黒酢を飲む、これ賢い酒飲みの常識。おつもり時か、その晩のうちの飲用が効果的。頭痛がしてからでは遅すぎるのであしからず。
〈オススメ(3)〉
激しいスポーツのあとや頭脳労働が過ぎた時は、疲労素とも言われる乳酸が出て、肩こり・筋肉痛・イライラを引き起こす。また乳酸は身体の組織を固くするので動脈硬化の原因になったりする。
酢は血液をスムーズに回し乳酸を排泄しやすくする。ステーキ・天ぷらなど脂っこいものを食べたあとには脂肪をよりよく燃焼させダイエット効果もあるという。
〈オススメ(4)〉
大好物の“イモの煮っ転がし”も醤油を控えると“粉ふきイモ”と変わらない。減塩食というとただでさえ味気ないイメージがあるところに色まで薄いとなると、減塩なんかくそくらえと、おふくろの味がひたすら恋しくなる。黒い醤油の代役を普通の酢にやらせるのは無理がある。そんなとき黒酢。かの中華の鉄人・周富徳さんもご愛用とか。
〈オススメ(5)〉
せっかく作った減塩料理も食べる時に調味料をふりかけすぎて台なしにしてはいませんか?
そんな時テーブル調味料として塩や醤油や砂糖のとなりに黒酢も置く。“食卓酢”は、成人病の食事療法の先生もオススメの減塩対策であり、これならかけすぎても安心安心。
中華料理店では珍しくないこの使い方、はっきり中身の区別がつくようにしておくことをお忘れなく。