コメビジネス最前線特集:価格動向=相場高で価格転嫁困難に

 飼料用米への作付け転換が進み、主食用米の需給が引き締まっている。来年6月末の民間在庫は180万t前後と、5年ぶりの200万t割れが見込まれ、米価は長引く低迷から一転、上昇に転じている。JAグループが卸業者へ販売する相対取引価格(60kg当たり)は、全銘柄平均で1万3265円に達し、前年同月より1244円値上がりしている。  本格出回りを控えた新米価格が気になるところだが、JAグループが生産者に支払う概算金は、プライスリーダーとなる新潟コシヒカリで、前

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