飛行機の離陸音と共にジェット機が料理を運んでくる

　●空港近隣の立地生かしインバウンドも視野　「漢方牛」など肉種も豊富

　中部の玄関口・中部国際空港セントレア近くにジェット機が焼肉を運んでくる「焼肉ジェット」がオープンした。カニ料理の「甲羅本店」、居酒屋の「赤から」など国内30業態323店舗以上（2016年9月末現在）を展開する外食チェーン・甲羅がファミリーやインバウンド向けに開発したエンタメ感満載の新業態だ。

　タッチパネルで注文すると、レーンが光り、飛行機の離陸音とともに高速レーンでジェット機が料理を運んでくるこだわりには子どもたちも大喜び。客室の扉絵にはコックピットから見た世界の名所が描かれ、ウエイト場所では飛行機の映像を放映している。まさに空港近隣という立地を最大限に生かしている。店員の声掛けもCA風に「アテンションプリーズ」から始まるという徹底ぶりだ。

　エンタメだけでなく素材の牛肉も14種の漢方ハーブ飼料で育てられた関村牧場の「漢方牛」を扱うなど本格的だ。「漢方牛」は脂肪の融点が他の牛肉より低く、口にさらりと溶け、あっさりとした後味のおいしさが大人に大評判だ。サイドメニューの野菜たっぷりの美しすぎるサラダ「ジェットサラダ」も人気だ。平日ランチメニューも充実している。一番人気は9種の部位を少しずつ食べ比べて楽しめる「日替わり9種　焼肉食べ比べランチ」（1814円・税込み）だ。

　●店舗概要

　「焼肉ジェット」　所在地=愛知県常滑市りんくう町3-10-2/開店日=2016年8月19日/坪数・席数=130坪・148席（28卓）/平均客単価=ランチ1,500円、ディナー3,200円/集客=平日200人、土・日・祝400人

　●愛用食材

　正田醤油「特撰しょうゆ」

　うま味高く、のび良し

　「特撰しょうゆ」は、豊かな香りとうま味たっぷりの本醸造濃口醤油の逸品。一般の濃口醤油に比べうま味成分が10％ほど高く、味ののびがよく、口当たりがまろやか。「焼肉ジェット」ではドレッシング、たれのコク増しに使用している。

　規格=1.8L