大橋正房+シズル研究会著『おいしい感覚と言葉』BMFT出版部刊

ニュース 総合 2010.06.11 10331号 06面

 食のシーンで不可欠なことは「おいしさ」を伝える言葉である。本書は食べる側の人たちが、どのような言葉に「おいしい」を感じるのかを220の言葉について7年間のマーケティングリサーチから探った本である。その結果、見えてきたことは日本人のおいしいを感じる言葉は大きく変化してきている事実であった。「もちもち」「ふわふわ」「ふっくら」「とろーり」は「おいしさ」を表現する言葉としてランクを上げてきた半面、伝統的な表現である「歯ごたえのある」「歯ざわりのよい」「コシのある」などは衰退の傾向

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