花丸アイテムselection:「透きとおった甘酒」コラボカクテル発売
◇ウェスティンホテル東京×ハナマルキ「透きとおった甘酒」コラボカクテル発売
●日本発祥の伝統飲料が進化
ウェスティンホテル東京のエグゼクティブバー[ザ・バー]では、甘酒をギュッとしぼって透明化したハナマルキの「透きとおった甘酒 premium」(業務用商品)を使用したオリジナルカクテルを、来年5月31日までの期間限定で提供している。世界有数の高級ホテルと老舗味噌メーカーがコラボレーションし、甘酒の新しい可能性を追求する取り組みだ。店を統括するチーフバーテンダーの柴野雅史さんに「透きとおった甘酒」の魅力や“透明甘酒カクテル”について話を聞いた。
○バーでは常に新しいものを提供
–重厚感のある店内ですね。
柴野 当ホテルの開業時からあるメインバーです。ウイスキーの品揃えは約340銘柄。都内にあるホテルのバーの中では随一だと思います。オーセンティックな雰囲気の中で、ゆったりとした時間をお過ごしいただけます。
–客層は?
柴野 40~50代のお客さまが多くいらっしゃいます。宿泊されているお客さまも多いですが、約8割は近隣にお住まいの常連客。ウイスキー好きな男性客がお一人でご利用されることが多いですね。外国人客も増えています。
–仕事へのこだわりは?
柴野 トレンドには敏感でありたいと考えています。バーは常に新しいものを提供していかなければ時代に取り残されてしまいます。“完成形”とも言えるクラシカルなカクテルに遊び心で手を加えることも。定番の良さを残しながらも新しい時代のエッセンスを加え、お客さまの要望・想像を良い意味で裏切るカクテルを提供することがバーテンダーの醍醐味(だいごみ)です。
○スタンダードカクテルを甘酒で現代風に
–「透きとおった甘酒」の感想は?
柴野 まずは透明な見た目に驚きました。一般的な甘酒は比較的強い味わいですが、これはサラっとしていて飲みやすい。粒感がなくすっきりした味わいが気に入りました。それでいて麹の香りもしっかりするので、カクテルベースとしても素晴らしいと思います。
–甘酒ベースのカクテルは今までになかった?
柴野 私はあまり聞いたことがないですね。一般的な甘酒は白濁しているので色の問題もありますし、麹の粒感は好みが分かれます。甘酒の個性が強すぎて全体的なバランスが崩れてしまうので、カクテルには使いにくいアイテムでした。
–今回お店で提供するカクテルは?
柴野 全部で4種類のオリジナルカクテルを作りました。『Revive』はカクテルの定番「サイドカー」に「透きとおった甘酒」を合わせました。柔らかな甘味とコクが増した清涼感のある一品です。100年以上前からあるスタンダードカクテルを現代風にアレンジしました。
–甘酒を加えることで健康感が増しますね。
柴野 女性でも飲みやすいと思います。『甘美人』は梅酒と合わせた和テイストのカクテル。升に入れて提供します。リンゴのお酒に合わせた『Tender Green』はすっきりとした飲み口、ヨーグルトを使ったフローズンタイプの『艶』はレアチーズのような味わいが特徴です。
–いずれもユニークなカクテルですね。
柴野 数あるウイスキーやリキュール類との相性を考えながらバースタッフ全員で作り上げた作品です。味はもちろん見た目や香りも楽しんでいただけるはず。日本古来の飲料である甘酒の素晴らしさを感じてほしいです。
–客の反応は?
柴野 皆さん、やっぱり驚かれます(笑)。4品とも好評ですが特に女性客には『Revive』と『艶』が人気です。透明な甘酒は他にない商品なので、カクテルが会話のきっかけになることも。バーではこうした場の空気感も重要なので、「透きとおった甘酒」はコミュニケーションツールとしても優秀ですね。
○透明な甘酒はお客さまの関心も高い
–「透きとおった甘酒」が飲食業界に与える影響は?
柴野 バー業界では先ほど紹介した『Revive』のように、クラシックカクテルにひと手間加える「ツイスト」という技法や、ノンアルコールカクテルが流行っています。この甘酒はこれらのカクテルベースになり得るので、ポジティブな影響はあると思います。お客さまの関心も高く、どこで購入できるのか聞かれることもしばしばありますよ。
–ポテンシャルを感じるか。
柴野 個人的には今後利用シーンは拡大すると思います。一般的な甘酒は飲用層や飲用シーンが限られていましたが、「透きとおった甘酒」はこれまで甘酒がリーチできなかったターゲットにも届く商品。居酒屋やレストランでも人気が出るかもしれませんね。
–家庭用ではどうか。
柴野 グラスに注いでストレートで飲むも良し、ソーダや牛乳で割っても良し。見た目も香りも良いですし、何より今までにない商品ですから。女性や若年層を中心に受け入れられると思います。
エトキ=アレンジ自在の「透きとおった甘酒」はバーテンダーのイマジネーションを刺激する
エトキ=カウンター越しに見るバーテンダーのテクニックや楽しい会話もバーの醍醐味
●店舗DATA
店名=ウェスティンホテル東京「ザ・バー」
▽所在地=東京都目黒区三田1-4-1 ウェスティンホテル東京1階▽電話番号=03-5423-7285▽営業時間=11:00~24:30▽席数=35席(カウンター席を含む)
○柴野雅史さん
~歩みを止めない挑戦者~ 1980年生まれ、埼玉県出身。高校卒業後は都内ホテルに勤務し、バーテンダーとしての腕を磨く。2005年にウェスティンホテル東京に入社。ホテル最上階のスカイラウンジ[コンパスローズ]を経て、エグゼクティブバー[ザ・バー]でチーフバーテンダーを務める。
●商品情報
香り豊かで爽やかな味わい「透きとおった甘酒 premium」
国産米麹を使用した酒かす不使用のノンアルコール甘酒。コメを麹の力だけで分解し、素材が持つ自然な甘味を引き出した。化学調味料や保存料、着色料、砂糖などは一切使わず、子どもや妊婦、アルコールが苦手な人でも安心して飲用できる。
ハナマルキ(株)
▽フリーダイヤルマーク 0120-870-780