農業・協同組合省監修の新品種「ゴー・コー79」のチラシ=同省写真
●今期大幅減見通し
世界的なコメの輸出国だったタイで今期、コメの輸出が大幅に減る見通しだ。長年トップ3の一角を担ってきたが、四半世紀ぶりに第4位への転落も見えてきた。政府は、新種の作付けを進めて王者奪還を目指す方針だ。
コメ輸出業協会によると、今年1~6月までの上半期でタイから輸出されたコメは前年比32%減の約314万t。金額ベースでも12%減の22億米ドルだった。このままのペースで推移すると、年間の輸出総量は650万tまで落ち込み、過去20年間では最低となるという。特に