トマト ホットメニューでリコピン吸収率アップ

2020.11.01 304号 01面
うま辛トマトのスタミ鍋

うま辛トマトのスタミ鍋

 β-カロテン、リコピン、ビタミンC、カリウム、クエン酸を含むトマト。

 加熱すると甘みやうま味がアップ。ビタミンCは減少するものの、細胞壁が壊れるのでリコピンが油に溶け、吸収率が3~4倍アップ。シトラールなどの香り成分は蒸発するため、青臭さが苦手な人には特におすすめ。

 トマトのグルタミン酸は昆布やチーズと同じ。なじみが良く、うま味がナチュラルにアップ。また、魚介類や肉類のうま味であるイノシン酸、干しきのこのグアニル酸など違ううま味を掛け合わせると相乗効果で深みやコクが。トマトの酸味やペクチンで、肉や魚の脂も爽やかに。

 保存は、ヘタを取り除き皮つきのままザク切りにして保存袋に入れて冷凍しておくと、必要な分だけ取り出してホットメニューに使えて便利。味もしみ込みやすい。

 ◆うま辛トマトのスタミ鍋

 <材料・4人分>

 ・鶏もも肉……1枚(250g)

 ・あさり(殻つき)……16粒

 ・トマト……1個

 ・長ねぎ……1本

 ・絹ごし豆腐……1/4丁

 ・オクラ……4本

 ・にら……1/2束

 A・水……720ml

 A・「鍋キューブ」うま辛キムチ……4個

 <作り方>

 (1)鶏肉はひと口大に切る。あさりは砂抜きし、殻と殻をこすり合わせるようにしてよく洗う。

 (2)トマトは8等分のくし型切りにし、ねぎは5mm幅の斜め薄切りにする。豆腐は8等分に切り、オクラは縦半分に切る。にらは5cm長さに切る。

 (3)鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら、(1)の鶏肉・あさり、(2)のトマト・ねぎ・豆腐を加えて煮る。具材に火が通ったら、(2)のオクラ・にらを加え、サッと煮る。

 レシピ:味の素KK

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