「ぐるなびFOODMALL」メニュー活用飲食店レポート:増田屋 本店
◆寿司:驚きの半値仕入れで思い切った新メニュー開発
地元の有名店「増田屋 本店」も緊急事態宣言を受け、5月から休業を余儀なくされた。休業期間中は、以前から展開していた出前(仕出し)・テイクアウト販売のみ営業。これまでの店の総売上げには遠く及ばないながらも、出前・テイクアウトの売上げは倍増した。増田健輔店主は、「昔から来てくださっているお年寄りのお客さんからの注文が多かった。みなさん、外食をひかえている中、何かおいしいものを食べたい、と思って注文してくださったんでしょうね」と言う。
また、今まで来店したことのない若いお客が、「昔ながらの地元寿司店のデリバリー」に興味を覚えて注文する例も相次ぎ、思わぬ新規顧客の拡大にもつながったようだ。
同店がぐるなびFOODMALLを利用するようになったのは7月頃から。マグロが市場価格の約半値というその安さに驚き、試しに購入。品質も味も問題なく満足したため、次に和牛を購入し、ローストビーフの握りや会席料理の前菜の一品に使用した。こちらもお客の反応は上々で、「ちょうど今、企業などの法人向け仕出し弁当の企画が進んでおり、それに使う予定」として、ぐるなびFOODMALLから和牛を購入して試作を進めている。これまで使う機会のなかったジビエの鹿肉にも注目しているそうで、近々購入し、メニュー開発に役立てる予定という。
「品質の良い食材が通常じゃ考えられないほど安く購入できるので、メニュー開発の試作など、思い切った使い方ができてありがたい」と、増田店主は語っている。
●「ぐるなびFOODMALL」使えるPOINTはココ! 店の声より
◎通常では考えられない安値で良い食材が入手できるので、試作や新メニューなど、思い切った使い方ができる。
◎普段あまり使わない目新しい食材を見つけることができ、メニュー開発の意欲が湧いた。
●店舗情報
「増田屋 本店」
所在地=兵庫県神戸市垂水区日向2-5-17/開業=1949年/席数=123席(個室、大宴会場あり)/営業時間=11時~20時30分/1日平均集客数=(コロナ禍前)平日100人、休日200人。(8月以降)2割減
【写真説明】
写真1:「地元で長く愛されている名店の寿司」の期待を裏切らない味と鮮度。コロナ禍で同店の6月の売上げは90%減にまで落ち込んだが、「苦境に陥ったことで、『強い店づくり』について改めて考えるようになった」そうで、「地元のお客さんを何よりも大事にしていくのがウチらしい」との考えに行き着いたという。