この食材でこのメニュー キジ料理
古くから最も珍重されてきたきじ。きじ料理は宮廷の饗宴料理には欠かせない、最高のごちそうとして洋の東西で愛されてきた。きじの肉は淡泊でくせがなく、うまみ成分のリボ核酸が豊富に含まれている。また、ヒスチジン、不飽和脂肪酸も含まれているため、きじ肉が現代の食生活にピッタリの健康によいグルメ食品といえる理由でもある。ぜいたくで美味なきじ肉は秋から冬場にかけて季節の風味を満喫できる料理にあげられる。緑豊かな鈴鹿山麓の自然環境のもとで伸び伸びと育てられたきじの代表的な料理を紹介する。
(資料・ノーブルフーズ(株))
■材料
きじ肉一六〇gスライスまたは角切り、味付きじスープ二二〇cc・水五〇〇cc、味噌(赤味噌でも白味噌でも可)三〇g、鳥つくね二個、タラ切り身二切、ホタテ三個、有頭エビ三尾、白菜、ニンジン、椎茸、コンニャク、キャベツ、豆腐、シラタキ、春菊、三つ葉、白ネギなど適宜。
■作り方
(1)鍋に水五〇〇ccと味付きじスープ二二〇ccを入れ火にかける。
(2)沸騰したら、野菜を適宜とつくね、タラ切り身、ホタテ、エビ、きじ肉を入れ、最後に味噌三〇gを溶かしながら入れ煮込む。
(3)具がなくなったら、うどん、きしめんのほか、ごはんなどを入れるとひと味違った雑炊が出来上がる。
■材料(四~五人前)
きじむね肉スライス一五〇g、きじもも肉スライス一五〇g、味付きじスープ二二〇cc、白菜、ニンジン、白ネギ、椎茸、エノキ茸、春菊、三つ葉、豆腐など適宜。
■作り方
(1)鍋に味付きじスープ二二〇ccと水四〇〇ccを入れ、火にかける。
(2)沸騰したらきじむね肉をしゃぶしゃぶとしてポン酢をつけて食べる。きじ肉の表面が白くなる程度が食べごろ。
(3)しゃぶしゃぶを食べ終わったら、鍋にきじもも肉と白菜、ニンジン、白ネギ、椎茸、エノキ茸、春菊、豆腐、三つ葉など好みの野菜を入れ、煮込む。具がなくなったら、ごはんを入れればきじ雑炊としても利用できる。
■材料(二合分)
コメ二合、椎茸二〇g、山菜二〇g、ニンジン二〇g、きじ肉五〇g、味付きじスープ二二〇cc
■作り方
(1)コメ二合を水洗いしてザルにあげ、三〇分ほどおいた後、水二二〇ccときじスープ二二〇ccで仕込む。
(2)最後に細かく切ったきじ肉と椎茸、山菜、ニンジンを入れよくほぐしてから炊き込む。風味豊かなきじめしが出来上がる。