離島振興地方創生協会・千野和利理事長に聞く 食の未来、長崎の離島から始まっている
◆成功モデル確立し支援拡大 官民一体課題解決へ生産・生活基盤整備を
日本各地にある魚介・農産物をはじめとする名品の数々は、販路が確保できないため需要の先細りとともに市場から消えていく。特に離島ではその傾向が強く、将来に危機を感じた前阪急オアシス代表取締役会長兼社長の千野和利氏は地方の名品を日本国内だけでなく海外にも販路を見いだそうと、かつての流通業界の同志たちと2020年、未曽有の経済危機の発端となった新型コロナウイルス感染症が拡大する中、離島振興地方創生協会を設立した。「