コショウ、マスタードなどなじみ深いスパイスの高騰が目立つ
現在、日本国内では小麦粉や油脂などさまざまな食品原料が高騰したことで各食品業界がこれまでにない規模で価格改定を進めている。一部原料を除いて、世界各国からの輸入に頼るスパイス原料も例外ではない。各産地の水害や冷害、高温などの天候不順、世界的なコロナウイルス拡大による輸送の混乱や収穫者の不足、原油高騰による包装資材の高騰、代替エネルギーとしての菜種などの需要増、さらには生産国の経済力向上による物価上昇に伴う現地労働力の人件費上昇、為替変動など、これまでにないほどさまざまな要因が