ウクライナ・ロシア情勢 大手水産2社、影響分かれる
ウクライナ・ロシア情勢に絡む大手水産2社への影響度合いに違いが見られる。マルハニチロは、ロシア産の水産物についての取引が少ないため影響はなく、むしろスケコ需要の追い風となっている。一方、日本水産は水産だけでなく食品にも影響が出ており、代替先の探索に動いている。
マルハニチロの粟山治専務は20日の中期経営計画説明会で、「ロシア産のダイレクトの商売は少ない。ロシア産スケコについて試算してみたが、影響は大きくないだろう。逆に米国産の追い風となっている。欧州はロシア産スケソウダラの