外食大手ゼン・コーポレーションが「健康に配慮した新しい昼食」として提供を始めたランチセット。20種類以上のメニューから選べる(販促用資料から)
コロナ禍からの回復が進むタイで、食品関連企業の大型投資が加速している。2022年に比べ2倍を超える店舗の出店を計画したり、過去最高額となる売上高を目指したり。いずれも背景には底堅い成長予測と市場の新たなニーズがある。
大手銀行系のシンクタンクによれば、指標の一つである国内外食産業の23年の市場規模は最大で前年比5%増加の見通しで、約5000億バーツ(約1兆8000億円)に達する可能性があるという。中国政府が海外旅行を解禁するなど外国人旅行者も回復基