米国の主力のウィスコンシン工場、産量15万klは海外進出する日系全生産の半分、日本の全出荷量の2割以上に当たる
【米国】キッコーマンの米国工場が6月、出荷を始めてから今年で50周年を迎えた。北米の醤油売上げは799億円を超えてグループ総売上げの6189億円をけん引。主力のウィスコンシン工場は米国の家庭用シェア約6割を誇り、出荷量は初年度から30倍に成長。毎年増産して需要増に応えている。茂木友三郎取締役名誉会長は7日会見を開き、残るインド、アフリカ市場の開拓、米国全家庭での常備を見通す。需要を伸ばしてシェアを保ち、世界展開の成功モデルを深める。(吉岡勇樹)