アルミ缶リサイクル協会、リサイクル率2.7ポイント低下 くず加工で輸出増影響か
アルミ缶の22年度のリサイクル率は、前年度比2.7ポイント低下の93.9%だった。アルミ缶リサイクル協会は増・減両方の要因を分析。増加要因では脱炭素化への取組みが進んだことで、国内再生利用重量が3万1000t増加した。減少要因では、同協会が再生利用先を把握できない使用済みアルミ缶(UBC)の重量が前年度の9万4000tから18万tに急増し、リサイクル分に含まれなかったため。このうち相当数がアルミくずに加工され輸出されたとみている。同協会が6月28日公表した。