イノベーション進む台湾食品業界(3)味丹企業 既存商材の健康化図る

総合 連載 2023.09.27 12651号 09面
味丹生物科技・楊世安社長

味丹生物科技・楊世安社長

味丹の代表商品である「味味一品〈極品紅燒牛肉麺〉」

味丹の代表商品である「味味一品〈極品紅燒牛肉麺〉」

 味丹企業は台中市に本社があり、「味味一品」や「味味A」といった台湾ではなじみのあるブランドの即席麺のほか、うまみ調味料(味精)や飲料の製造を行っている。またバイオテクノロジー研究にも強く、その技術を生かしながら近年では子会社の味丹生物科技が発酵食品・健康商品分野に注力、サプリメント商材のラインアップを充実させている。
 創業は1954年、その時グルタミン酸ナトリウムの販売を開始し、事業基盤を構築。73年からはインスタントラーメン製造に着手し、多くの一

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