アパレルに学ぶ盛り付けのヒント:レディース財布の24年春夏物
●明るい色使いで薄くコンパクトに
2024年春夏物のレディース財布は、全体として色柄が明るくなる傾向です。これまでは、くすんだ配色が主流でしたが、コロナ禍が落ち着き市況も活発化していることから、春夏らしいカラーが台頭しそうです。
パステルカラーや光沢感、ブルーやイエローも増えています。
また、小型化が進む一方、大型の財布にも需要があり、薄くコンパクトなデザインが増えています。
「ニナ・ニナ・リッチ」の「ミロワールパース」シリーズはラベンダー、イエロー、ミントなどパステル調の財布を揃え、内側は同色で外側とは濃淡をつけます。価格は9500~1万6000円で、若年層を中心に訴求する、としています。
「パトリックコックス」の「カラフルカルテット」シリーズは、ネイビー、オレンジ、ピンク、オリーブなどフルーツのような明るい色。表面にジャカード風のカルテット柄をPVC(塩化ビニル)プリントします。長財布は1万5000円、札入れ1万3000円。
「ランバンオンブルー」の「ブルーフルール」シリーズは、万華鏡のようなマーガレット柄が特徴で、ホログラムフィルムを貼った上からインクジェットプリントし、光沢を増すためにエナメル加工をしています。長財布は、2万6000円、二つ折り財布6万1000円、リール付きパスケース1万5000円。(価格はすべて税抜き)
(繊研新聞 取締役編集局担当 矢野剛)