ファンくる・モモちゃんのなるほど外食データ:外食ではお酒を飲む その心理とは?

2024.02.05 540号 07面

●普段お酒を飲まなくても、外食では飲む その心理とは?

クリスマスや年末年始、3月の送別会シーズンなど、お酒を飲む機会が増えた人も多いのではないでしょうか。その一方で20代を中心に近年、お酒離れが指摘されています。

今回は、実際の消費者のお酒との付き合い方について「ファンくる」会員1010人(男性223人、女性787人)に調査を実施しました。

外食以外でお酒を飲む頻度は、「週2~3日」が29%と最も多くなりました。次いで「週1日」が20%、「ほぼ毎日」が19%となっており、84%が外食以外で週1日以上お酒を飲んでいることがわかりました。

年代別に見てみると、20代では週1日以上お酒を飲む人は72%、50代以上では92%と、年代が上がるほどお酒を習慣的に飲む人が多いようです。一方、「外食以外ではまったく飲まない」は全体の1%で、20代では3%でした。

自宅でしかお酒を飲まない人が外食でお酒を飲む理由として最も多く挙げたのは、「お店で飲む方がおいしく感じるから」で50%でした。お酒が嫌いで飲まないというよりも、お酒をおいしく楽しめる空間を選んで飲んでいる人が多いようです。

また、実際に外食でお酒を飲む際、今まで飲んだことのないお酒を飲むきっかけを調査したところ、「おすすめされた」が57%で最多となりました。「限定・珍しいお酒だった」という回答は46%と2番目に多く、外食における飲酒は新しいお酒を試すきっかけになることがわかりました。外食をした際に初めて飲み、その後店頭でもそのお酒を購入したことがある人は52%と、半数以上の人が家でもリピート経験があるようです。

今回の調査では、72%もの人が週1日以上お酒を飲んでいることがわかり、家か外食かを問わず習慣的に飲む人の多さが明らかになりました。さらに、外食以外まったく飲まない人であっても、外食では周りに合わせて無理に飲んでいるのではなく、「お酒をおいしく飲める場だから飲む」という人が多いことがうかがえました。

●ファンくる

国内最大級の顧客満足度向上プラットフォーム。お客さまのホンネを基に、効率的に顧客満足度を高めることが可能。定期的に意識調査も行っている。/運営=(株)ファンくる

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