昆布茶特集:日東食品工業 家庭・業務用ともに順調 コスト高対策注力
2025.10.03
日東食品工業の25年8月期昆布茶売上高は、家庭用ルート、業務用ルートともに堅調に推移したことから前年比微増での着地となった。原料不足ならびに原料の高騰に加え、資材なども値上がりが続いており、価格改定を余儀なくされている状況だ。 特に、業務用ルートで…続きを読む
昆布茶の主原料であり、国産昆布の9割以上を占める北海道産昆布の減産傾向が深刻だ。全道の漁業協同組合で構成される北海道漁業協同組合連合会(北海道ぎょれん)による道産昆布の24年度生産量は8213tとなり、過去最低の22年(1万0970t)を大幅に下回る…続きを読む
昆布茶は日本独自の嗜好(しこう)飲料として長年の歴史を持ち、食品屈指の伝統産業として形成されている。同市場では特に今世紀以降、うまみや特性を生かした料理用途が拡大し、飲用需要の停滞をカバーする構図が続く。一方、主原料となる国産昆布は大半を占める北海道…続きを読む