東北チルド・冷凍麺特集2025
2025.12.05東北のチルド・冷凍麺市場は寒さ本番で活況に向かう。共働き世帯増と高齢化が簡便・個食需要を後押しし、具付麺や生パスタなどの開拓余地が大きい。長期常温保存が可能なロングライフ麺の注目も高まり、盛岡市の戸田久は100日保存品を拡大。需要拡大を確かな利益につ…続きを読む
●「そのまんま麺」 簡便さうける 「仙台営業所の2024年度売上げは前年比1.3%減だった。値上げの影響があり食数が落ちた。他社商品へ変わったこともあろう。根底には東北の人口減、高齢化が影響している。グループ内では冷凍が好調だ。カテゴリーの中でラー…続きを読む
「東北の生産拠点は古川、郡山、仙台の3ヵ所。仙台工場はうどん、ラーメンなどのチルド麺を、古川工場はLL麺があるが生産の大半は冷凍麺。郡山は冷凍麺のみの生産。全社内で東北地区の売上構成比は、チルド麺で10%弱。売れ筋が『流水麺』6品目、次いで『太鼓判』…続きを読む
●「マルちゃん焼そば」50周年 「東北支店の昨年度、今期の業績推移だが、昨年度売上げは、好調に推移し、今期(4~8月)も全体で前年比1桁後半の伸びをしている」と東洋水産東北支店の浅野哲太郎副支店長。中でも和風麺の好調が目立ったという。「3玉や稲庭風…続きを読む
◇東北商品・営業推進部中村聡部長 チルド・冷凍麺は日本アクセスの東北エリアでも重要カテゴリーだ。新商品も多く発売され、冬物商戦の柱として売場をにぎわしている。好調には違いないが、チルド麺を見てみるとNB商品を除けば県別で売れ筋が変わってくる。力のあ…続きを読む
◇店舗商品本部・森田麻都子デイリー部門統括 暑い夏が長期化し、秋冬商品への棚替えが難しくなっている。コープ東北サンネット事業連合は昨年の経験もふまえ夏物の立ち上げを3月末とし、9月中旬まで冷やし中華を並べ、奏功している。販売食数を大きく伸ばし来期の…続きを読む
●長期常温保存の麺に期待 東北のチルド・冷凍麺商戦は寒さが本格化し、にぎわう時期となった。東北は共働き世帯が多く、高齢化の進行も早まっていて、簡単、即食、個食に対応した商品が市場を形成していくと期待されている。これまでは大鍋に具材を煮込んで家族で食…続きを読む