小売店にコメがなくなった。コメを求めて客が小売店をハシゴする事態となった今年の夏。先進国の中で日本はエネルギーベースで自給率が40%を切る唯一の国である。そんな日本において、コメは100%近く国内生産をしている希少な食材だ。そんなコメが買えなくなるとは…続きを読む
2019年頃から話題となっていった「ミクストラン」。レストランやカフェ、バーなどの飲食ができる場所に異業種の店を併設させた新業態として注目を浴びた。ミクストランの名前は「ミックス」と「レストラン」を掛け合わせて2019年に調査研究機関「ホットペッパーグ…続きを読む
飲食店にとって客席のレイアウトは、店舗の雰囲気を作り、売上げを大きく左右する要素の1つだ。コロナが流行して、黙食に適し小規模店でもオペレーションしやすいカウンター席中心の店も目立つようになった。以前から、カウンター席中心の業態というと、牛丼チェーン、ラ…続きを読む
久しぶりに大手牛丼店3社を回って、店内飲食をしているのだが、以前よりも3社の違いが顕著になっているように思える。物価の高騰が収まらないといっても、昨今は安価なだけでは顧客は来店しない。魅力を感じさせなければ売上げアップは望めない。消費者はシビアだ。 Z…続きを読む
1970年代にアメリカからファストフードの理念とともにハンバーガーがやってきてからチェーンストア文化が日本にも定着。グルメバーガ―ブームを経て、今も続々と新店舗が生まれておりハンバーガーは進化し続けている。カジュアルな価格帯のファストフードと単価100…続きを読む
「イタめし」という言葉が流行ったのは何年前だろうか。「イタめし」はイタリアンを「めし」というワードによってさらに身近で気軽に立ち寄れる印象に広げたといえる。大衆的でありながら、それでいてオシャレ感も損なわないイメージになるのが「めし」というワードだと感…続きを読む
アサヒビールとサッポロビールが、度数8%以上のいわゆるストロング系缶酎ハイの新商品を今後は発売しない方針とした。キリンビールも販売について慎重な姿勢をみせている。かつては酎ハイ市場の3分の1以上を占めるともいわれたストロング系市場縮小は、他のアルコール…続きを読む
卵不使用をうたう外食店も増え始めてきた 卵ほど面白い食材はほかにないのではないか、と思っている。生の状態では液体だが、加熱されると固体に変化する。調理法によってとろとろにもなりふわふわにも、硬くもなる。利用度も多彩で前菜からドリンク、デザート、菓子類に…続きを読む
ここ数年、大手アパレルメーカーがカフェを併設するなど、他業種から外食産業(フードビジネス)に参入している企業が増えている。さまざまなタイプがあるのだが、以前に多くみられた「本業とは別の分野で、新たな柱としてフードビジネスを構える」という形態とは異なるよ…続きを読む
前回、食の趣向とオノマトペに代表される「おいしさの表現」の連動について書いたが、年代によっても「おいしさの表現」には違いがある。Z世代の表現にはどういった特徴があるのだろうか。オノマトペからも世代の売れ筋商品の傾向が見えてくる。おいしさの表現には、「歯…続きを読む