今井寒天産業、サラダ感覚の新漬物「およねさんの海宝漬」9月上旬新発売

漬物・佃煮 1992.09.21 7432号 24面

【岐阜】今井寒天産業が経営する「およねさんの店」(岐阜県恵那郡岩村町、0573・43・3421、今井一朗代表)は、この9月上旬から「およねさんの海宝漬」を新発売した。「およねさんの店」は、今井寒天産業が生産する寒天やところ天をはじめ、特産の菊芋の味噌漬、朝漬をはじめ各種の土産品を販売する、いわば「寒天の店」。更に同店の「およねさん」ブランドで販売する商品は、昭和62年にスタートし、農水省からも補助を得ている農業組合法人・菊芋コーポレーション(代表理事・今井一朗氏)で製造しているが①完全無農薬、全量地元栽培②合成保存料、着色料などは一切無添加③減塩漬‐を貫いており、健康食志向の食品に仕上げている。

今回の「海宝漬」はそうした企業姿勢を背景に、寒天製造の伝統と、およねさんの漬物加工技術の合作によるサラダ感覚の新しい漬物で、海藻を身近に食べやすくするため、おいしく漬け込んだ。その海藻は、南米産“ヒガルティナ”を使用しており大昔からチリの原住民(インディオ)が好んで食べて、たくましく生きているという。

卸価格は一パック(一〇〇㌘)小売二二八円、要冷蔵。

東濃地方のスーパー、バロー、主婦の店各店で売り出したところ、早くも好評を博している。

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